藤原亮税理士事務所

 

事業資金借入(融資)の心得~数字だけでは金融機関は「うん」とは言わない NO.0033

皆さん、こんにちは。

 

 

この前お客さんに「藤原さんって意外とチューバーだよねー(笑)」と言われて、意味が分からず「チューバッカとハン・ソロは名コンビですよね」と返して、戸惑いの表情を浮かべられた藤原です。沖縄に来てから4年以上が経ち、ある程度うちなーぐちは分かるようになっていると思っていたのですが困ったものです。

 

 

さて、今日の話題ですが、創業時やその後の事業を運営していくうえで欠かせない事項、事業資金の借入(融資申込)に関する話題となっています。

 

 

ほとんどの企業にとって、銀行などの金融機関とのお付き合いは、たいへん重要です。日本の企業は、資本金などの自己資本に対して借入金などの他人資本の割合が大きく、その大部分を金融機関からの融資に依存しているからです。

 

 

決算書を携えて自社の経営状況を説明し、必要資金の融資をお願いしたり、返済中の借入金の条件変更の交渉や追加融資の算段に、日々頭を悩ませている社長さんは少なくないでしょう。あるいは、「細かい計算は苦手だから、お金のことは経理部長(もしくは奥さん)に任せておこう」という社長さんもおられるかもしれません。

 

 

金融機関は、そんなあなたの会社のどこを見て、どう判断しているのでしょうか。とても気になるところだと思います。

 

 

「金融機関との交渉や資金繰りは社長の仕事だ」という会社にとって、社長がいかに説得力、交渉力を発揮するかということは重要なポイントです。自社の経営状況が苦しいので(資金が足りないので)・・・という説明を繰り返すばかりでは、希望する回答が得られないのは自明の理でしょう。

 

 

金融機関があなたに求めている(見ている)のは、➀返済の確実性、➁資金の使途・目的、③社会や地域経済への波及性、④社長自身の人柄、などについての納得できる説明と相手が受けるあなた自身の印象です。自社の成長・発展や経営改善について、どんな事業計画があり、その中で何にいくらの資金が必要で、どう返済する計画なのかを、具体的資料をもとに社長自身の言葉で語ることです。

 

 

 

すなわち、経営者としての冷静かつ客観的なマネジメント能力と、「自社をよくしたい!」という熱意の両方が求められているということが言えます。以下の2つの事例を見てみましょう。

 

 

Case1:社長が自ら説明しない(できない?)ケース

「いや~、この不景気では厳しいですが、ピンチはチャンスと言いますから、社内でいろいろ検討して、ここで少し新規事業を立ち上げて起死回生を図ろうかと。そこで、長年お世話になっている〇〇銀行さんに追加の融資をお願いできないかと伺いました。事業に関しては、この計画書にまとめています。また返済計画もこの通り、こちらに記載しておりますので、後で経理部長に説明させます。弊社の社運をかけての事業です。何とかよろしくお願いします」

 

 

Case2:社長自らが説明する(できる)ケース

「今日は新規事業立ち上げの件で相談に参りました。弊社としては、新しい領域ではあるのですが、ニッチな分野で競合他社が少なく、機能性を高めれば潜在需要を掘り起こすことも見込め、また開発期間を短縮できれば独占に近いマーケットとなりえます。弊社の主力製品の一つに成長させることができ、開発費用も7年で回収できるものと考えています。具体的には、この計画書に返済計画も含めていますので、まずは3ページ目をご覧いただけますでしょうか」

 

 

いかがでしょうか?あなたが金融機関の担当者であった場合、どちらにより良い印象を受けられますか?おそらく後者のほうだと思います。相手を納得させるには具体的な数字で語るとともに、社長自らが経営状況をどう掌握しているのかも伝わらなければ、インパクトは弱く、評価も低くなってしまいます。

 

 

とは言え、頭の中にある構想を経営計画に落とし込んだり、言葉で表現するのがなかなか難しいという社長さんもおられると思います。うち事務所では、社長さんと協議しながら経営計画作成のサポート、そして金融機関にも同行して内容の説明サポートもさせていただいております。

 

 

繰り返しになりますが、事業運営において資金借入は最重要項目の一つに挙げられますので、今回のブログが皆様の経営の一助となれば幸いです(^-^)

 

 

ここ最近、ブログが完全に月刊化してしまっていますので、今月は日刊とはいかなくとも週刊ペースでなんとかがんばっていきたいと思いますf^_^;)・・・いや、思いますではだめか。。。がんばっていきます(笑)

 

 

テーマ   事業計画策定支援 借入支援 創業支援 資金繰り 

2014年09月03日(水)

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